古鏡展
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貼金緑松石象嵌花唐草文鏡さん猊十二支方鏡団華文鏡パルメット鏡四獣十二支鏡海獣葡萄鏡海獣葡萄鏡海獣葡萄方鏡仙人騎馬鳥獣八稜鏡
双鳳双獣八稜鏡
双鸞さん猊天馬文八稜鏡
狩猟文八稜鏡
盤龍鏡
貼銀鍍金飛禽唐草六花鏡
貼銀禽獣唐草八稜鏡
双鶴対鴛鴦文八稜鏡
月宮図八稜鏡
高士弾琴八稜鏡
孔子・栄啓奇問答鏡
連生貴子文八花鏡
鳳凰文鏡
八卦十二支文鏡
 
四獣十二支鏡
四獣十二支鏡
1頭の獣を圧しつぶすようにおかれた伏獣鈕(ふくじゅうちゅう)の回りに方格と4つのV 字形があり、猊(さんげい)と呼ばれ る獅子形4頭を姿態を変えて表現している。その周辺は様々な形の雲 うん 気 き 文で埋められている。外区に は十二支文を幅広の仕切りで区画された中に描いている。その内周には銘文帯があり、鏡の美しい輝 きが讃えられている。
No.40 同様、漢式鏡(かんしききょう)の模倣が著しい鏡で、鈕の伏獣鈕は方格規矩四神鏡、内外区間の・帯部や外周 の獣渦文帯・外区の仕切り帯上面の獣面は画文帯神獣鏡の模倣である。
初期隋唐鏡の1つの完成された姿を示す作例である。文様配置が同一で武徳4年(621)の紀年を持 つ四神十二支鏡が宋代の「博古(はっこ)図」に掲載されているが倣古品の可能性もある。いずれにせよ初唐代前半の作鏡と思われる。

海獣葡萄鏡
海獣葡萄鏡

麒麟(きりん)の形をした伏獣鈕の回りに、様々の姿態をとる猊(さんげい)8頭と、鈕を中心にして十字形を描いて旋 回する蔓から多数の葡萄の実と葉を派生させた流麗な葡萄唐草文を表わす。外側には波状に転回する 葡萄唐草文の上に、1つ古い型式の鏡では銘帯ないし独立の文様帯であったものの名残りを止めたも ので、他には正倉院蔵鏡と香取神宮蔵鏡などに見られる。
鋳上りも鋭く文様表現も軽快華麗で、葡萄の果実と葉の表現は1つとして同じ形が見当らないほどに個性的に描かれ、蔓草も単純な・線のみではなく、二重線や断面凸状の線を交えて変幻きまわりな い。





     
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