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光学薄膜関連技術情報一覧

1.入射角度変化に対する特性変化の少ない膜

光学機器の光路設計において、最初から最後まで完全な平行光を使用する事はほとんど無く、フィルターやミラーに光が入射する時は、中心と端部で入射角度θが異なる場合がほとんどです。 一般的に誘電体多層膜ミラーはθが変化するとその光学特性が変化しますので、光の入射場所によって特性が変化してしまいます。
そこで当社では、θが変化した時の光学特性変化を少なくした多層膜を開発しました。これにより光の入射場所による特性変化を低減する事が可能となります。

図 入射角度変化に対する特性変化の少ない膜

2.膜厚傾斜(ウェッジ)成膜

入射角度θが変化すると、光学特性が変化する事は先述の通りですが、もう一つの対策として、場所によって膜厚を変化させる事により特性を調整する方法が膜厚傾斜(ウェッジ)成膜です。 一般的にダイクロイックミラー(フィルター)のT=50%波長(半値)は全膜厚に比例しますので、θ変化による半値変化を膜厚調整で補うという事です。
当社では高度な治具設計技術により、精度の高い膜厚調整が可能です。

図 膜厚傾斜(ウェッジ)成膜

3.非球面曲げガラス成形技術

形状データに合わせて曲げ型を作製し、板ガラスを高温に加熱し型に沿わせることによりご要望の非球面ガラスを成形することが可能です。
表面に金属膜を蒸着することで反射ミラーとして、車載関連部品(ヘッドアップディスプレイ等)をはじめ、幅広くご使用いただいております。